コラム / おすすめの本
学生起業に役立つ本5選
起業の知識は、本から拾うのが一番手っ取り早い。先人の失敗と成功が、一冊に詰まっている。ここでは、学生が起業する前に読んでおきたい五冊を紹介する。なお、紹介する五冊はUniajitoの「起業に役立つ本」コーナーでも取り上げている。
1. 『起業のファイナンス 増補改訂版』(磯崎哲也)
起業するなら、お金の話は避けて通れない。この本は、資金調達の仕組みを実務の言葉で解説している。ベンチャーキャピタルからの出資、銀行融資、クラウドファンディング——それぞれの特徴と向き不向きが、具体例とともに書かれている。
学生のうちは「いつか必要になる知識」かもしれない。だが、お金の流れを知っているかどうかで、事業の選択肢は大きく変わる。早めに読んでおいて損はない一冊だ。
2. 『リーン・スタートアップ 新装版』(エリック・リース)
「まず作って、試して、直す」。小さく始めて、大きく育てるための必読書だ。完璧な商品を作ってから売り出すのではなく、最小限の試作品で顧客の反応を見て、改善を繰り返す。この考え方は、学生起業と特に相性がいい。
資金も時間も限られる学生にとって、「無駄を作らない」方法論は武器になる。学生起業の始め方完全ガイドの「小さく試す」ステップも、この本の考え方に基づいている。
3. 『ゼロ・トゥ・ワン』(ピーター・ティール)
0から1を生み出す考え方についての本だ。既存のものを改善する「1からn」ではなく、まったく新しいものを生み出す「0から1」の重要性を説いている。
学生起業では、大企業と同じ土俵で戦っても勝てない。だからこそ、新しい切り口を見つける発想が必要になる。新しいことを始める勇気がほしいときに読みたい一冊だ。
4. 『マーケティング22の法則』(アル・ライズ、ジャック・トラウト)
売れる仕組みの基本、二十二則。いい商品を作っても、知られなければ売れない。どうやって顧客に届けるか、どうやって選ばれるか——アイデアを「売れる形」にするヒントが詰まっている。
特に学生は「作ること」に集中しがちで、「売ること」を後回しにしがちだ。この本は、その順番を正してくれる。
5. 『改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん』(ロバート・キヨサキ)
資産と負債の違いを知る、最初の一冊だ。「お金のために働く」のではなく「お金を自分のために働かせる」という考え方の入門書として、長く読み継がれている。
起業の具体的なノウハウというより、お金に対する考え方の土台を作る本だ。まずはここから、という人に向いている。
本の読み方のコツ
- 全部読まなくていい。今の自分に必要な章だけ読むので十分だ。残りは必要になったときに読めばいい。
- 読みながらメモする。「自分の事業に当てはめるとどうなるか」を考えながら読むと、定着率が上がる。
- 読んだら一つ実行する。本を読んで終わりにしない。一つでもいいから、行動に移すこと。