コラム / 学生起業家におすすめのイベント
学生起業家におすすめのイベント・交流会まとめ
起業は一人ではできない。アイデアを形にするには、仲間、アドバイス、そしてきっかけが必要だ。そのすべてが手に入るのが、起業イベントや交流会である。学生ならではの強みを活かして参加すれば、人脈はどんどん広がる。この記事では、学生起業家におすすめのイベントの種類と、参加するメリット、初参加でも浮かない心構え、イベント後のフォローアップのコツまで解説する。
学生起業家がイベントに参加するメリット
まず、なぜイベントに行くべきなのかを整理しよう。理由は大きく3つある。
1. 仲間やビジネスパートナーと出会える
起業イベントに来る人は、みな何かしら「やりたいこと」を持っている。教室やアルバイト先では出会えないタイプの人と話せるのが最大の魅力だ。将来の共同創業者が、実はこの手の場にいることも少なくない。実際に学生時代の出会いが事業の起点になった例は、学生起業の成功事例5選でも紹介している。起業仲間との出会い方でも触れている通り、能動的に動く人ほど良い出会いに恵まれる。
2. アイデアをぶつけて磨ける
イベントでは、自分のアイデアを人に話す機会が多い。「それ、誰が困ってるの?」「どうやって稼ぐの?」という素朴な質問が、アイデアの穴を教えてくれる。頭の中で考えているだけでは気づけない弱点が、人と話すことで見えてくる。
3. 先輩起業家や支援者とつながれる
イベントには、実際に会社を経営している人や、投資家、支援団体の人も来る。学生のうちからこうした人たちと名刺交換しておくことは、将来の資金調達や事業相談のときに大きな財産になる。学生という立場は、実は先輩から応援されやすい立場でもある。
学生におすすめの起業イベント5選
起業イベントといっても種類はさまざま。目的に合わせて選ぼう。
1. ビジネスコンテスト
自分のビジネスプランを発表し、審査員や観客に評価してもらうイベントだ。学生向けのコンテストは全国で数多く開催されており、優勝賞金や支援プログラムへの優先参加権が用意されているものも多い。プランを磨く良い訓練になるし、入賞すればメディアに取り上げられるチャンスもある。対策のポイントはビジネスコンテスト対策ガイドにまとめている。
2. ピッチイベント・デモデイ
数分間の短いプレゼン(ピッチ)で事業を紹介するイベント。スタートアップの起業家が集まり、投資家や大企業の前で発表する。学生枠が設けられているイベントもあり、観客として参加するだけでも業界の空気が掴める。登壇する側に回れば、フィードバックと知名度が一気に手に入る。
3. 学生起業コミュニティの交流会
学生起業家だけが集まるコミュニティや、その交流会・懇親会だ。年の近い参加者ばかりなので、初めてでも話しかけやすい雰囲気があることが多い。同じ悩みを共有できる仲間ができるのは心強い。SNSで「学生起業 交流会」などと検索すると、都心を中心に定期開催されているものが見つかる。
4. 大学の起業支援プログラムのイベント
多くの大学が起業支援プログラムを運営しており、講演会やワークショップ、起業家との座談会などを開催している。学内のイベントは参加ハードルが低く、同じ大学の仲間とつながれるのが利点だ。支援内容の全体像は起業支援プログラムの活用法で紹介しているので、自分の大学にどんな制度があるか確認してみよう。
5. オンラインサロン・勉強会
地方に住んでいたり、予定が合わなかったりする場合は、オンラインの勉強会やサロンも選択肢だ。起業やマーケティング、プログラミングをテーマにしたものが多く、参加費も無料か数百円程度のものが多い。チャットで質問できる形式なら、初参加でも気軽に発言できる。
初めて参加するときの心構え
初めてイベントに行くときは、誰でも緊張するものだ。でも、いくつか押さえておけば大丈夫だ。
- 目的を一つ決めていく。「3人と話す」「自分のアイデアを1人に話してみる」など、小さな目標があると行動しやすい。
- 自己紹介は30秒で。「大学名・学部・今やっていること(または、やりたいこと)」を簡潔にまとめておこう。
- 聞き役に回ってもいい。無理に自分を売り込まなくても、相手の話を聞くだけで学べることは多い。まずは聞く姿勢で参加するのも立派な参加の仕方だ。
- 名刺はなくても問題ない。学生なら、SNSのアカウントや連絡先を交換できれば十分だ。LINEやX(旧Twitter)のQRコードを用意しておくとスムーズに交換できる。
うまくいかなかった経験も、次に活かせばいい。学生起業の失敗事例に学ぶように、最初から完璧を目指す必要はない。
イベント後のフォローアップのコツ
イベントの本当の価値は、終わった後に決まる。その場で話しただけでは、人脈は育たない。
- 24時間以内に連絡する。「昨日はありがとうございました」と一言送るだけで、相手の記憶に残る。時間が経つほど、相手はあなたのことを忘れてしまう。
- 話した内容に触れる。「〇〇の話が面白かったです」と具体的に書くと、社交辞令ではなく本気の関心だと伝わる。
- 次の接点をつくる。「今度ランチでも」とか「勉強会に来ませんか」と、次の約束につなげるのが理想だ。連絡先を交換しただけでは関係は始まらない。
- ギブの精神を忘れない。「何か手伝えることがあれば」と添えるだけで、印象は大きく変わる。学生でも、SNSの拡散やイベントの手伝いなど、できることはある。
こうしてできたつながりが、やがてビジネスパートナーになることもある。焦らず、丁寧に関係を育てていこう。
よくある質問
Q. 学生じゃないと参加できないイベントはありますか?
A. 学生限定のイベントもあるが、多くは誰でも参加できる。学生限定のものはむしろ競争が少なく、出会いの質が高いこともあるので、見つけたら積極的に申し込もう。
Q. 参加費はどれくらいかかりますか?
A. 学生向けのイベントは無料か1,000円程度のものが多い。有料でも、学生割引が用意されていることがある。事前に確認しておこう。
Q. アイデアがまだ固まっていなくても参加していいですか?
A. もちろんいい。むしろ、アイデアを固めるために参加するのが正解だ。「何をやりたいか模索中です」と正直に言えば、親身にアドバイスしてくれる人も多い。