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コラム / 学生起業の資金調達方法まとめ

学生起業の資金調達方法まとめ

資金調達 ・ 読了目安:約7分

「起業したいけど、お金がない」。学生が起業を諦める一番の理由は、実は資金不足ではなく、資金調達の方法を知らないことだ。アルバイト代の貯金だけが選択肢ではない。借りられるお金、もらえるお金、集められるお金——学生でも使える資金調達の方法を、使いやすさの順に6つ紹介する。

資金調達の前に:いくら必要なのかを決める

まず大事なのは、そもそもいくら必要なのかを書き出すことだ。意外と多いのが「なんとなく100万円くらい必要」と思い込んでいるケースで、実際に内訳を出してみると数万円で済むことも珍しくない。Webサービスやスキル販売系のビジネスなら、最初の資金はほとんどいらない。

必要な金額が分かれば、調達方法の選び方も明確になる。小さい金額なら自己資金で、少し大きい金額なら融資や補助金を、という具合だ。アイデアの検証方法でも解説しているが、まずは小さく始めて必要額を抑えるのが鉄則だ。

方法1:自己資金(アルバイト・貯金)

最もシンプルで、最も自由な調達方法だ。誰の許可もいらず、返済義務も利息もない。

メリット

  • 返済義務なし。失敗しても借金が残らない
  • 手続きゼロ。今日から使える
  • 他人のお金を使わない分、判断が自由

デメリット

  • 用意できる金額に限りがある
  • 生活費との切り分けが曖昧になりやすい

学生起業の第一歩は、ほぼ例外なくここから始まる。お金が少ないのは制約ではなく、無駄な出費を削ぎ落とすフィルターにもなる。高校生でもできる起業アイデア10選で紹介しているような、資金ゼロから始められるビジネスと組み合わせるのが理想だ。

方法2:家族からの借入

親や親戚からお金を借りる方法だ。学生にとっては、銀行より現実的な借入先になる。

メリット

  • 利息なし、もしくは低い条件で借りられることが多い
  • 審査のような手続きがない

デメリット

  • 返済が滞ると家族関係にひびが入る
  • 金額が大きくなると親の理解を得にくい

ポイントは、たとえ家族相手でも借用書を書くことだ。金額、返済期限、利息の有無を明文化しておけば、後のトラブルを防げる。学生起業の失敗事例と学び5選でも触れているが、お金の約束は相手が誰であれ書面に残すのが基本だ。

方法3:日本政策金融公庫の創業融資

「新創業融資制度」など、実績のない創業者でも利用できる公的な融資制度だ。学生でも、事業計画がしっかりしていれば申込める。

メリット

  • 無担保・無保証人で借りられる制度がある
  • 銀行融資に比べて金利が低い
  • 創業前の相談にも乗ってもらえる

デメリット

  • 事業計画書の作成が必要(審査あり)
  • 自己資金の要件(借入額の10分の1程度)がある場合も
  • 審査から融資実行まで1〜2か月かかる

自己資金をある程度用意してから申し込むと、審査が通りやすくなる。まずは自己資金で小さく始めて、拡大のタイミングで融資を検討する流れが現実的だ。学生起業の始め方完全ガイドでも、資金は段階的に調達する考え方を紹介している。

方法4:自治体の創業補助金

国や自治体が創業者向けに出している補助金だ。返済不要の「もらえるお金」という点で、最もありがたい調達方法になる。

メリット

  • 返済不要。もらったお金は返さなくていい
  • 学生向け・若者向けの枠を設けている自治体もある

デメリット

  • 申請には書類作成と審査が必要
  • 募集期間が決まっていて、タイミングを逃すと次年度
  • 採択後は報告書の提出義務がある

補助金の情報は、自治体の創業支援窓口や商工会議所で探せる。学生が使える起業支援制度まとめで、補助金や支援プログラムの探し方を詳しく解説しているので、こちらも参考にしてほしい。

方法5:クラウドファンディング

インターネット上で不特定多数から資金を集める方法だ。購入型(リターンを返す)なら、学生でも始めやすい。

メリット

  • 資金調達と同時に市場の反応を確かめられる
  • 支援者が最初の顧客・ファンになる
  • 借金ではないので返済義務がない(購入型の場合)

デメリット

  • ページ作成や発信に手間と時間がかかる
  • 目標金額に届かないと1円も受け取れない形式もある
  • リターンの用意・発送コストがかかる

クラファンは資金集めというより、マーケティングの側面が強い。プロジェクトを立ち上げる前に、SNSで発信してフォロワーを集めておくと成功率が上がる。

方法6:ビジネスコンテストの賞金

学生向けのビジネスコンテスト(ビジコン)で入賞すれば、賞金を得られる。お金だけでなく、実績や人脈も手に入る。

メリット

  • 賞金は返済不要
  • 受賞実績がその後の融資や補助金の審査で有利に
  • メンターや投資家とのつながりができる

デメリット

  • 入賞できるかは不確実。確実な調達手段ではない
  • プレゼン資料の準備に時間がかかる

ビジコンは賞金目当てだけでなく、事業計画を磨く場としても価値がある。ビジネスコンテスト完全攻略ガイドで、勝つための準備からプレゼンまでの流れを解説している。

学生におすすめの調達の順番

ここまでの6つを、学生が使いやすい順に並べるとこうなる。

  1. 自己資金——まずは小さく始める。数万円の範囲で試す
  2. 家族からの借入——必要なら借用書を添えて少額を
  3. ビジコンの賞金——挑戦するだけでも事業が磨かれる
  4. 自治体の補助金——返済不要。募集時期をチェック
  5. クラウドファンディング——発信力があるなら有力な選択肢
  6. 日本政策金融公庫の融資——拡大フェーズで検討

共通するコツは、いきなり大きなお金を動かさないことだ。学生起業に役立つ本5選でも紹介しているように、小さく始めて学びながら育てるのが、学生起業の王道になる。

よくある質問

Q. 学生でも融資を受けられますか?

A. 受けられる。日本政策金融公庫の創業融資は、学生を含む創業前の人向けの制度だ。ただし事業計画書の提出と審査が必要で、ある程度の自己資金があると有利になる。

Q. 借金して起業するのは危険ですか?

A. 借入自体は悪くないが、返せる見込みのない借金は危険だ。まずは自己資金で小さく試して、売上や反応が見えてから借入を検討する順番を守ろう。

Q. 補助金はどうやって探せばいいですか?

A. 自治体の創業支援窓口、商工会議所、大学の起業支援センターに相談するのが手っ取り早い。学生向けの枠があるかも確認してみよう。

資金の次は、仲間集め。
Uniajitoで、一緒に事業を作る相方を探そう。

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